国語教科の落とし穴

今日は、小学校低学年・中学年のお子様に向けて、国語の勉強の取り組み方をアドバイスします。

国語は、実は大きな勘違いをしてしまいやすい教科です。

まず、他の教科と大きく異なるのは、何かを覚えればすぐに点数が取れるようになるような科目ではないということ。

次に、普段、私たちが使っている「日常会話」とは異なり、文章を読解するために、ある程度トレーニングが必要だということ。

よく勘違いされやすいのは、「国語は人それぞれ感じることが違うのだから、答えは一つではない。好きなように自由に答えればいいと思っている人が多い」ということ。

でも、こうなると、テストで「誰もが納得できる質問と解答、解答の基準」がないと採点がでません。

だから、「テストで点数をつける教科」としての国語は、鑑賞や作者の考えに自分の意見を出し合う科目ではないのです。

どのような内容が書かれているのか、正確に読み解き、質問に対して、明確な答えにつながる解答を見つけ出すための力を鍛える必要があります。

細かなテクニックについては、別の記事に譲るとして、取り組む時間、トレーニングする時間は、できるだけ早い時期の方がいいということだけ伝えておきます。

すぐに成績が上がりにくい代わりに、すぐに成績は落ちないというところもポイントなので、できるだけ早い段階で、必要な読解力を身につけて、6年生の算数、理科、社会の学習時間を確保しましょう。

6年生になると応用問題の演習がメインとなり、難易度が格段に上がります。

そのため、出来るだけ理科や社会の暗記分野、算数や苦手分野の勉強時間を確保できるように、長期的な目線で対策をとるようにしましょう。

まず、できることと言えば、何と言っても読書です。

できれば、入試に出題されるような難しい本にもたくさん触れておくことをおすすめします。

中学受験どっとくらぶでは、入試でよく出題される作家・作品も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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