間違えやすい動物

最終更新: 2022年11月13日

今日は、間違えやすい動物について解説します。

中学受験で間違えやすい動物としては、下記のようなあります。

ペンギン、サンショウウオ、カモノハシ、ヤモリ、アザラシ、サメ、ダチョウ、イモリ、クジラ、イルカ、カメ、シャチ、エイ、コウモリ、ワニ、タツノオトシゴ、アシカ、ヘビ

これらが、きちんと分類できればOKです。

セキツイ動物の分類は、

「魚類」「両生類」「ハチュウ類」「鳥類」「ホニュウ類」でしたね。

順番に分類してみましょう。

魚類・・・サメ・エイ・タツノオトシゴ

イカやタコを魚類と答える人がいますが、「背骨が無い」ので、セキツイ動物ではありません。軟体動物という分類になります。

両生類・・・サンショウウオ・イモリ

イモリとヤモリを混同する人が多いですが、理科の世界では2つとも有名な生き物なので

絶対に間違えないようにしましょう。

分類のコツをいくつか紹介します。

イモリは漢字で「井守」と書きます。井戸の「井」がつくので、水に関係のある両生類だと考えると覚えやすいですね。

ちなみに、ヤモリは漢字で「家守」です。家の守り神なんですね。

もし、絵を見て答える問題だったら、どこを見れば良でしょうか。

答え・・・指先を見てみましょう。

指先が吸盤のように広がっているのがヤモリで、そうでないのがイモリです。

ヤモリの指は、ひだ状のうろこがあり、そこに生えた細かい毛の働きによって壁も天井も自由に動きまわる事ができるのです。さすが、家守ですね。

一方、イモリは、再生する力が非常に強いことで有名です。

トカゲのしっぽを切っても再生する事は有名ですが、イモリの場合は、しっぽどころか、足・あご・眼球のレンズも再生します。

しかも、心室(心臓の部屋)の半分を切り取っても再生するんです。

いま話題の「再生医療」の、お手本ですね。

ハチュウ類・・・ヤモリ・カメ・ワニ・ヘビ

カメの卵を産むシーンを見たことがあるのではないでしょうか。

殻のある卵を産むことも覚えておきましょう。

鳥類・・・ペンギン・ダチョウ

ペンギンは、ペンギンが水中を泳ぐ姿を見た事はあるでしょうか。

よく見ると、ペンギンは鳥の羽ばたきと同じ動きをしています。水中を飛んでいるのです。

「羽毛」が在るという分け方もできます。

一方、空を飛ぶけどコウモリには羽毛がありません。

あれは、皮膚が変化したものなので鳥類ではないということになります。

ホニュウ類は、カモノハシ・アザラシ・クジラ・イルカ・シャチ・コウモリ・アシカ

ホニュウ類は「哺乳類」と書き、「哺」という漢字は、「口で食べる」という意味です。

カモノハシは卵で生まれますが、お乳で育つので、「ホニュウ類」という事になります。

分類の仕方には、体のつくりや生まれ方に必ず共通した大きなルールがあって、生息している環境で分類されているわけではありません。

今回とりあげたように『大きな分類の理由』を合わせて覚えると、

スムーズに覚えることができると思います。

#中学受験 #理科

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