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受験コラム

更新日:2022年11月13日

『緊急事態宣言』が発令され、コロナウィルス感染予防のため自宅待機を余儀なくされ、中学受験を目指すお子さんにとっては、過酷な状況となっています。 塾の授業やイベント、テストなども中止となっているところがほとんどで、勉強への不安もあるでしょう。 また、中学校のイベントの延期、中止が決定したところもあります。 従来、春に開催されていた文化祭や体育祭、学校説明会もしばらく予定されるかわからない状況の中で、受験生の皆さんは情報の不安も生まれきているのではないでしょうか。 とは言え、こんな状況下でも中学受験のために進めていくことは何も変わりません。

お子さんそれぞれが、今できることをしっかりこなしていきましょう。 この機会に復習に時間を使っている人も多いと思いますが、今まで習った問題(理解できているものも含む)の復習をただ闇雲に進めるのは効率がよくありません。


何か一つに絞って取り組んだ方がかえって良い場合があります。


例えば、

・苦手分野を徹底的に理解することに取り組んでみることもおすすめです。 ・ついつい後回しになってしまっていた、公開テストの間違った問題の解き直しをするのも良いでしょう。

もし、塾から課題が出ている場合は、それを進めるのも良いでしょう。


とにかく、時間を無駄にせず、授業が再開したときにスムーズに勉強が進められるための下準備や、今までやるべきだったのに、そのままになっていたことなど、今自分にできることを見つけて取り組んでみましょう。 特に毎日継続して欲しい学習としての

おすすめは、時間(15分ぐらいを目安に)を計って

●計算問題を解く。 ●漢字の問題を解く。 他には、 ●読書をする。

●夏休みの自由研究の準備 ●過去問に触れてみる。

などに挑戦してみましょう。 また、予習として


の動画を配信しているところもありますので、有効に利用して、知らなかった知識に触れてみるのも良いでしょう。

こんな状況の中でも自らいろいろな情報を得る工夫をしてみましょう。


#中学受験 










今回は春休みの過ごし方についてお話します。


春期講習の受講予約をした人も多いと思いますが、実は、春休みは新学年の準備も大切なため、この短い休みの間に受験生はあれもこれもこなすために、しっかりとしたスケジュール管理が必要となります。のんびり過ごしていると、春期講習を受けただけで満足してしまい、やるつもりで予定していたことができないまま、あっという間に新学期を迎えることになることになりますので注意しましょう。

ただでさえ時間がありませんので、おうちの人のサポートが大切です。

できることから、順番に取り組みましょう。


まず、まだやっていない人も多いと思いますが、学校の準備(部屋の片づけ(前学年の教科書やプリントの整理)、持ち物など新学年に必要な物の準備(雑巾やノートなどの文房具類)を、新学年になるギリギリにならないように早めに終わらせておきましょう。

自分からできるのが理想ですが、おうちの人が声かけをして、早くに片づけなくてはいけない事柄をクリアにし、時間の無駄使いを減らしましょう。


そして、お母様方に今からできる準備としてして、やって欲しいことを2つあげておきます。


いずれも、お子さんに声をかけて始めましょう。


1.苦手分野の確認作業をしてください。

まず、教科一つずつ確認していきましょう。

・その教科のどの単元が苦手か。

・その苦手単元のどういうところで躓いているのか。

・その躓きはどうして起こっているのか

までを洗い出していきましょう。

受験科目全教科、今までに習ったところでチェックしてください。

そして、できる限り苦手なところを目に見える形で張り出しましょう。

苦手なところが何かを意識させましょう。

そして、できるだけ復習をして、春休み中に苦手を減らしておきましょう。


2.夏休みの準備もそろそろ始めましょう。

夏休みはまだまだと思っている方も多いでしょう。

でも、受験生にとって、夏休みは夏期講習などでなかなか時間が取れないのが現実。

新学期が始まっても時間に余裕がない場合が多いので、夏休みに入ってから慌てる人も多いのです。

今からやれることの一つとして、自由研究のテーマを決めましょう。

もし可能なら作業が楽にできる材料集めをお子さんと一緒に始めるのも良いでしょう。


そして、毎年、何日も何日も時間を使ってしまう、読書感想文。

本の読み始めから書き上げるまで、1週間近くかかってしまう人も多いかと思います。

そうならないために、読書感想文のための本選びを春休みの間にしておきましょう。

そうすることで、普段の隙間時間に読書ができ、夏休みには感想文のみ取り掛かれば良い状態になります。

読書が苦手で、なかなか読み進められないという人も余裕をもって夏休みを過ごせます。


本選びに迷ったら、入試に良く出題される本から選ぶことをおすすめします。


春休みは短い休みですが、夏休みに余裕をもって取り組めるように有効に使いましょう。


#中学受験  #春休み  #読書感想文







更新日:2022年11月13日

今日は、『聞く技術』について解説したいと思います。


聞く技術というと、どんな技術か気になりませんか。


聞く行為に技術なんてあるの? という声が聞こえてきそうですね。


でも、この『聞く技術』というのは塾の授業を受ける場合、必須の技術になります。


塾で同じカリキュラムで、同じ講義を受けているのに、差が出てしまうのはなぜでしょう。

あるいは、なかなか成績が上がらないのはなぜでしょう。


いろいろな要因はあると思いますが、聞く技術もその一つの要因になると考えます。

段階に沿って技術(聞き方の習慣づけ)を習得することが可能です。


・先生の話した内容をメモに取る。

これはごく普通のことに思えますが、これでは受け身の情報取得のため、なかなか自分のものにすることはできません。 何度も繰り返し学習を行い、理解するまでひたすら覚える作業の繰り返しになりがちになります。


・先生の話を聞いた後に、要約し自分の考えやポイントをまとめる。

これができるようになると、要点がつかめるようになるため、ある程度は応用のきいた対応が可能になると思います。 ある程度、習得した知識をアウトプットしているからです。


先生の話を聞きながら、自分の考えとどこが違うか、自分だったらどうのように説明しているか、先生の伝えたいポイントはどこか、なぜ、それが重要なポイントなのか。 など、自分がアウトプットする前提で内容をまとめる。

一見すると、ぼーっと聞いているような感じですが、聞きながら大量の情報処理を行います。 学力の高い児童たちは、大抵このような聞き方をしています。

聞きながら、自分の使える知識へ置き換えているので、理解した情報だけが記憶されていきます。即ち、記憶するために苦しい作業を行う必要がないのです。

こうした聞き方の積み重ねが、大きな差になっていきます。


この技術は、習慣によって身につくものなので、日頃から練習すると良いでしょう。


お子さんにその日に学習した内容を説明してもらう機会を持つと、自然とアウトプットする感覚が身についてきます。

アウトプットする感覚が身につけば、自然と『聞く技術』 も向上します。

ぜひ、お試しください。


#中学受験 #聞く技術






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