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受験コラム

更新日:2022年11月13日

帰国子女枠の過去問についてお話します。

一般枠の中学入試問題は過去問題が書籍で販売されており入手しやすいのですが、

特に、帰国子女枠受験は一般枠の試験内容とは異なる点、そもそもの受験者数が少ないこともあり、過去問題を入手しにくい傾向があります。


ですが、学校のホームページより、昨年あるいは、今年の受験問題をダウンロードできる学校もあります。

受ける可能性がある場合は、毎年ダウンロードしておくと役に立つでしょう。


帰国子女受験を専門とする進学塾、家庭教師会、団体等もありますので、志望校ごとに過去問を用意したり、対策を立てることも視野に入れてみてください。


国語、算数、英語、作文・面接 等が、受験科目になるケースが多いのですが、過去問題は、傾向と対策を掴むためのものですので、大切なのは普段の学習習慣となります。

英語力等から、普段の学習習慣を読み取ろうとする意図もありますので、ご注意ください。


また、英語力を特に重視している学校もあり、過去問対策以上に普段の学習習慣が重要となるケースもあります。


学校によっては入試条件に、英検〇級で合格最低点の半分以上が加算される場合など、帰国生にとっては非常に有利な特典もありますので確認すると良いでしょう。


過去問による対策という、受験の定石に惑わされることなく、様々な対策を検討すると良いでしょう。

#中学受験 #帰国子女





更新日:2022年11月13日

帰国子女枠の受験資格・条件をご存知ですか。


今回は、帰国子女枠入試の受験資格・条件についてお話します。

     


海外駐在中、もしくは駐在経験があり、帰国後中学受験を予定する生徒へ向けて帰国子女枠を設けている学校があります。

その際、受験資格として帰国子女としての条件が細かく求められますので、受験前に資格を満たす見込みがあるか、確認しておく必要があります。

       

各学校によって細かい内容(〇部分)は異なりますが、帰国子女枠入試を実施する学校によって受験資格が異なるので注意しましょう。

 

※【日本人学校に通う生徒】に適用されます。現地校へ通っていた生徒も適用されるかは学校ごとに確認が必要です。


1、受験時までに、義務教育課程修了している、または修了見込みであること

  

2、海外から受験する場合は、受験時までに海外在住年数が〇年以上あること(累積でも可能かは、学校ごとに異なります)

  

3、日本で受験する場合は、海外在住年数が〇年以上あり、帰国してから受験時までが〇年以内であること(現地校に通っていた場合は、最長何年かなど細かな期間指定があります。)

   

ポイントは、「受験時までに海外で〇年以上暮らしたかどうか」や、「帰国後〇年以内であること」の確認です。


最近は海外在住期間が1年以上あれば、帰国子女として認定してくれる学校も増えてきたようですが、伝統校や、大学附属校では、1年半以上の滞在を条件に掲げている場合が多くみられます。


受験の時期も、多くの駐在員の異動(帰国)は3月ですが、9月に移動となるケースも多いようです。

その際、学校によっては、2期(4~9月、10月~3月)に分けて、受験受け入れを行っている学校もありますので、募集要項を待たず、志望校へ早めの相談を行うと良いでしょう。


また、帰国した際の居住地も条件になる場合があります。

居住先に自由が利く場合は、選択肢にできそうです。



#中学受験 #帰国子女





更新日:2022年11月13日

近年では、企業のグローバル化が進んで来たためか国外海外在住の子どもの数は、年々増加しています。


29年度版 文部科学省統計要覧によると、平成27年度の時点では、7272人の小学生、2907人の中学生が帰国子女として帰国したことが確認されています。


そして現在、この帰国子女生のうちの約三割が、中学受験を経て私立の中学校に入学していると言われています。


その理由の一つに、授業内容があげられます。

海外生活が長ければ長いほど、お子さんには、外国語を初めとする海外経験者ならではの力が身に付いていくのですが、国内にいれば自然に身についたはずの日本に関する基本的な知識(地名・歴史、カルチャーなど)や語彙力は欠けてしまいがちです。


このようなお子さんに対し、ただでさえ様々な学習レベルの生徒が集まる公立中学校では、

十分なフォロー、ケアが行き届かず、国語、社会はもちろん、数学、理科といった分野(履修範囲の違いによる差異)でも、苦労するケースが多いのが実情です。


更に、英語においては、公立中学校の内容では易し過ぎて物足りなかったという話や、せっかく身につけた英語力を発揮仕切れず、やがてその力が衰えてしまった、という話もよく耳にします。


また、海外で自己主張することが当たり前のカルチャーのままだと、出る杭は打たれがちな日本の公立校では、そのギャップに非常に苦労することが挙げられます。


私立中学校では、英語の時間は帰国子女生のみというクラスを設けて授業を行う所やレベル分けによる授業も多くあり、英語だけでなく、それぞれの教科の学習レベルにあった環境が得やすいという利点があります。


帰国子女ならではの弱点はフォローしつつ、海外での経験は存分に活かしてくれる環境を、

と考えたとき、中学受験という選択肢はとても、現状にあった選択肢になってきていると言えるでしょう。


#中学受験 #帰国子女





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