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受験コラム


繰り返し学習が大事なのは、誰もが認めるところだと思います。


また、繰り返し学習には落とし穴があることも、実体験から共感された方も多いと思います。


今回は、それを踏まえて、「いつ復習するのか」をテーマにお話したいと思います。



「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。


人は、時間とともにどのくらい忘れてしまうものかを、科学的に実験で明らかにしたグラフなのですが、この実験結果によると、学習した直後は、100%記憶していても、1時間後には、44%程度まで忘れてしまうようです。

翌日には、26%、1か月後には、21%程度しか覚えていられない。


との実験結果が出たようです。


そして、復習のタイミングとしては、次の日、1週間後、1月後に復習を行うと、忘れていた記憶を呼び覚まし、長期記憶として記憶されることが証明されています。



つまり、繰り返し学習も1ヶ月も間を開けては、記憶を定着させることに無駄な労力が発生してしまいます。



ポイントは、

1、何のために、いつまで記憶するのか?

2、どれくらいの完成度で記憶するのか?


という事です。



一時的にテスト前に集中して学習をして、ある程度点数が取れ、できたと思っていたら、次のテストの時には、全くできなかった。


といったことが起こるのは容易に想像できますね。


テストが終わった直後、1日後、1週間後、1か月後 に復習をスケジュールをしていれば、一夜漬けも十分役に立ちますね。


限られた時間を有効に使うためにも、「忘れることは、当たり前」と心づもりで、上手にスケジューリングしてみてください。


 #中学受験 




更新日:2022年11月13日

『緊急事態宣言』が発令され、コロナウィルス感染予防のため自宅待機を余儀なくされ、中学受験を目指すお子さんにとっては、過酷な状況となっています。 塾の授業やイベント、テストなども中止となっているところがほとんどで、勉強への不安もあるでしょう。 また、中学校のイベントの延期、中止が決定したところもあります。 従来、春に開催されていた文化祭や体育祭、学校説明会もしばらく予定されるかわからない状況の中で、受験生の皆さんは情報の不安も生まれきているのではないでしょうか。 とは言え、こんな状況下でも中学受験のために進めていくことは何も変わりません。

お子さんそれぞれが、今できることをしっかりこなしていきましょう。 この機会に復習に時間を使っている人も多いと思いますが、今まで習った問題(理解できているものも含む)の復習をただ闇雲に進めるのは効率がよくありません。


何か一つに絞って取り組んだ方がかえって良い場合があります。


例えば、

・苦手分野を徹底的に理解することに取り組んでみることもおすすめです。 ・ついつい後回しになってしまっていた、公開テストの間違った問題の解き直しをするのも良いでしょう。

もし、塾から課題が出ている場合は、それを進めるのも良いでしょう。


とにかく、時間を無駄にせず、授業が再開したときにスムーズに勉強が進められるための下準備や、今までやるべきだったのに、そのままになっていたことなど、今自分にできることを見つけて取り組んでみましょう。 特に毎日継続して欲しい学習としての

おすすめは、時間(15分ぐらいを目安に)を計って

●計算問題を解く。 ●漢字の問題を解く。 他には、 ●読書をする。

●夏休みの自由研究の準備 ●過去問に触れてみる。

などに挑戦してみましょう。 また、予習として


の動画を配信しているところもありますので、有効に利用して、知らなかった知識に触れてみるのも良いでしょう。

こんな状況の中でも自らいろいろな情報を得る工夫をしてみましょう。


#中学受験 










今回は春休みの過ごし方についてお話します。


春期講習の受講予約をした人も多いと思いますが、実は、春休みは新学年の準備も大切なため、この短い休みの間に受験生はあれもこれもこなすために、しっかりとしたスケジュール管理が必要となります。のんびり過ごしていると、春期講習を受けただけで満足してしまい、やるつもりで予定していたことができないまま、あっという間に新学期を迎えることになることになりますので注意しましょう。

ただでさえ時間がありませんので、おうちの人のサポートが大切です。

できることから、順番に取り組みましょう。


まず、まだやっていない人も多いと思いますが、学校の準備(部屋の片づけ(前学年の教科書やプリントの整理)、持ち物など新学年に必要な物の準備(雑巾やノートなどの文房具類)を、新学年になるギリギリにならないように早めに終わらせておきましょう。

自分からできるのが理想ですが、おうちの人が声かけをして、早くに片づけなくてはいけない事柄をクリアにし、時間の無駄使いを減らしましょう。


そして、お母様方に今からできる準備としてして、やって欲しいことを2つあげておきます。


いずれも、お子さんに声をかけて始めましょう。


1.苦手分野の確認作業をしてください。

まず、教科一つずつ確認していきましょう。

・その教科のどの単元が苦手か。

・その苦手単元のどういうところで躓いているのか。

・その躓きはどうして起こっているのか

までを洗い出していきましょう。

受験科目全教科、今までに習ったところでチェックしてください。

そして、できる限り苦手なところを目に見える形で張り出しましょう。

苦手なところが何かを意識させましょう。

そして、できるだけ復習をして、春休み中に苦手を減らしておきましょう。


2.夏休みの準備もそろそろ始めましょう。

夏休みはまだまだと思っている方も多いでしょう。

でも、受験生にとって、夏休みは夏期講習などでなかなか時間が取れないのが現実。

新学期が始まっても時間に余裕がない場合が多いので、夏休みに入ってから慌てる人も多いのです。

今からやれることの一つとして、自由研究のテーマを決めましょう。

もし可能なら作業が楽にできる材料集めをお子さんと一緒に始めるのも良いでしょう。


そして、毎年、何日も何日も時間を使ってしまう、読書感想文。

本の読み始めから書き上げるまで、1週間近くかかってしまう人も多いかと思います。

そうならないために、読書感想文のための本選びを春休みの間にしておきましょう。

そうすることで、普段の隙間時間に読書ができ、夏休みには感想文のみ取り掛かれば良い状態になります。

読書が苦手で、なかなか読み進められないという人も余裕をもって夏休みを過ごせます。


本選びに迷ったら、入試に良く出題される本から選ぶことをおすすめします。


春休みは短い休みですが、夏休みに余裕をもって取り組めるように有効に使いましょう。


#中学受験  #春休み  #読書感想文







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