top of page

間違えやすい四字熟語


今日は、四字熟語について話します。


皆さんは四字熟語をどのぐらい知っていますか。

多くの中学入試で出題されているので、頑張って覚えている人もいると思います。

ただ、読み方はたくさん暗記できるのに、書き取りとなると難しい漢字や意味でなかなか覚えられないという人が割と多いのではないでしょうか。


その原因の一つに、読みができるから覚えている気になっていて、書く練習が少ないということが考えられます。

大抵の入試問題では、「カタカナを漢字に直し、四字熟語を完成させなさい。」

という出題方法が多いので、普段から書き取りをしっかり練習しましょう。 



そしてもう一つ考えられるのが、漢字1字1字の意味と熟語の意味を関連付けられていないのが原因だと考えられます。

なぜその漢字が使われているのか、意味と照らし合わせて覚えていくようにすると、覚えやすくなるので試してみましょう。


特に間違えやすい四字熟語をいくつか紹介しますので、間違えて覚えていないかチェックしてみましょう。



異口同音(いくどうおん)→×異句同音     

*何人もの人が(異なる口で)声を合わせて同じことを言うこと



一網打尽(いちもうだじん)→×一綱打尽(網と綱の間違え)   

*悪い人などのグループをひとまとめに捕まえること(網で魚を捕り尽くす)



意味深長(いみしんちょう)→×意味深重    

*言葉や行動に深い意味がある様子(深長:ある表現の示す内容が奥深くて含みのあること)



以心伝心(いしんでんしん)→×意心伝心    

*(心を用いて)お互いの考えや気持ちが通じ合うこと 



右往左往(うおうさおう)→×右住左住(ぎょうにんべんとにんべんの間違え)   

*驚いたり慌てたりして行ったり来たりする様子



危機一髪(ききいっぱつ)→×危機一発     

*(髪の毛1本のわずかな差まで)あとほんの少しで危険なことが起こる状態 



興味津々(きょうみしんしん)→×興味深々  

*興味が尽きない様子(津々:後から後から湧き出る様子)


 


自画自賛(じがじさん)→×自我自賛      

*自分で自分をほめること(自分が描いた絵を自分で評価するところからきた)



五里霧中(ごりむちゅう)→×五里夢中     

*物事の手掛かりがつかめなくて困っていること(五里にもわたる深い霧の中)



青天白日(せいてんはくじつ)→×晴天白日   

*後ろめたいことのないこと(よく晴れわたった青空と日の光)



絶体絶命(ぜったいぜつめい)→×絶対絶命   

*どうしても逃げられない追いつめられた状態(体がそれ以上在り続けられないこと)



単刀直入(たんとうちょくにゅう)→×短刀直入

*前置きなしでいきなり本題に入ること(一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む)




#中学受験 #国語




最新記事

すべて表示

大事なのは「いつ」復習するのか

繰り返し学習が大事なのは、誰もが認めるところだと思います。 また、繰り返し学習には落とし穴があることも、実体験から共感された方も多いと思います。 今回は、それを踏まえて、「いつ復習するのか」をテーマにお話したいと思います。 「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 人は、時間とともにどのくらい忘れてしまうものかを、科学的に実験で明らかにしたグラフなのですが、この実験結果

中学受験 今できること

『緊急事態宣言』が発令され、コロナウィルス感染予防のため自宅待機を余儀なくされ、中学受験を目指すお子さんにとっては、過酷な状況となっています。 塾の授業やイベント、テストなども中止となっているところがほとんどで、勉強への不安もあるでしょう。 また、中学校のイベントの延期、中止が決定したところもあります。 従来、春に開催されていた文化祭や体育祭、学校説明会もしばらく予定されるかわからない状況の中で、

中学受験 春休みにすること

今回は春休みの過ごし方についてお話します。 春期講習の受講予約をした人も多いと思いますが、実は、春休みは新学年の準備も大切なため、この短い休みの間に受験生はあれもこれもこなすために、しっかりとしたスケジュール管理が必要となります。のんびり過ごしていると、春期講習を受けただけで満足してしまい、やるつもりで予定していたことができないまま、あっという間に新学期を迎えることになることになりますので注意しま

bottom of page