top of page

受験コラム

更新日:2022年11月13日

一般的に、3年生の3学期2月から、塾の新年度のカリキュラムが始まります。

そのために、12月~の入塾テストを受けるご家庭が多いです。


新カリキュラムの始めから入塾し、新カリキュラムを受講する方がベストと思われがちですが、塾の経験者から見ると、ここに検討ポイントがあります。


通常、大手の中学受験専門塾は学力によるクラス分けを行っています。

学力レベルに差があると、カリキュラムをこなす効率性が下がるからです。


そのため、定期的なテストで頻繁にクラスを入れ替えて、それぞれのクラスの学力レベルを

一定に保つ仕組みになっています。


ですが、ここに大きな落とし穴があるのです。


標準クラスでのカリキュラムは、標準的なレベルの学習に留まるため、学力の高いハイクラスで扱うような応用問題に対応する為には不十分となってしまいます。


そのため、同じ事を学習しているだけでは、ハイクラスの学力にいつまでたっても追い付かない、という現象が起こってしまいます。


ここかから抜け出すためには、ご家庭でもハイクラスの学習問題にも取り組み、クラスアップの対策を取る必要があります。

ですが、毎日の学習に追われ、なかなか対策に取り組めないのが実状です。


そのため、入塾時のクラス分けの際、上位クラスに在籍できるよう入塾前に対策を取る必要性が出てきます。


中学受験専門塾の入塾対策として、入塾前専用の問題集に取り組んだり、通信教育で対策を取られるケースがあるようです。



最近は、有名講師によるインターネット自宅学習システムなど、塾に通う前に低価格で講義が聞ける手段はいろいろありますのでうまく利用することもお勧めします。


特に小学校で詳しく教わらない箇所や、中学受験の範囲の知識を事前に触れておくことは少なからず意義のあることでしょう。


いきなり塾で学ぶのを躊躇している方には『e点ネット塾plus』や『スタディサプリ』などお勧めです。


e点ネット塾plusでは中学受験専用コースを設けています。


最近では、適性検査型の問題を出題する学校も増えてきましたので、公立中高一貫受験の問題に触れておくことも大切です。

入塾時期を遅らせて、『e点ネット塾』を活用し、上位クラスで入塾し、難関中へ合格された方もいますので、入塾時期、あるいは入塾後のクラスアップの補填として、検討されるのも良いと思います。





最難関、難関校を目指しているお子様は塾に入る前が肝心です。

入塾前に上位クラスを狙うための対策をいろいろと検討されるすることをお勧めします。



#中学受験  #塾  #入塾前








 

少しずつ、塾に慣れてきたと思ったら、いつの間にか教材に埋もれていた・・・

こんな経験をされているご家庭も多いのではないでしょうか。


塾に限らず、通信教育でも同様。


テキストやプリント、会報やイベント案内に事務連絡。

そして志望校のパンフレットや文化祭のしおりなどなど・・・。


中学受験を決めて、本格的に取りかかるとプリントやテスト、成績表、ノートなど容赦なく、かつてないスピードで増えてきます。


受験期の3年間でのプリントやノート、教材などを重ねると、3mを超えるご家庭も珍しくありません。


当然、子どもではこれだけの量を整理するのは不可能です。


そこで、お父さん、お母さんの出番です。


効率よく整理するためのスペース作りから、復習しやすい整理整頓をお子様に合わせてフォローしてあげましょう。


ポイントとしては、必要な情報にアクセスしやすい分類を行うこと。


いくつかアイデアを出します。


例えば、日能研やサピックスでは、カリテや毎週のチェックテストに始まり、マンスリーテストがありますね。

希学園や浜学園でも公開テストや、実力判定模試など、様々な狙いに合わせて定期的なテストがあります。


・毎週のテストは、その週のつまずきを見つけるため。

・マンスリーテストでは、できると思っていたが忘れてしまった部分を見つけるため。


*それぞれ、その狙いに合わせて、フォルダBoxを作り目的に合わせて利用しやすい整理をする。


*間違った箇所に付箋を貼り、すぐに見直せるようにしておく。


あるご家庭では、間違った箇所をスキャナーでコピーし、ノートに張り付け、教材、テストごとに復習ノートを作り、その他の問題は片づけてしまう。


という方もいます。


基本的に塾の教材は、直近の課題を徹底的に復習するほうが効率がいいため、スパイラルで何度も繰り返し学習するカリキュラムになっています。


6年生の志望校演習の時期なら別ですが、入試演習に入る前の時期であれば、課題の復習期間にも期限があることを意識して、必要な課題だけをピックアップすると良いと思います。


一般的に、週テストであれば、1~2か月、公開模試等であっても2~3か月が復習期間です。

これより前のものに取り組む場合は、苦手克服等、別のねらいがないと無駄になります。

この場合は、重点克服のため、間違い直しではなく、新たに問題練習を重ねたほうが良いでしょう。


復習に囚われて、いつまでも片付かないといったことが無いように、常に必要な項目だけ、ピックアップしてまとめる、その他は片づける。


といった割り切りも時には必要です。ご参考に。


#中学受験 #塾 #教材






 

更新日:2022年11月13日

今日は、学習環境での音について取り上げます。


皆さんは勉強に集中して取り組む際、どのような環境が適切だと考えますか。


・全く音が無い静寂な環境

・ある程度、環境音(風の音や車、電車、飛行機などの交通音)や、生活音(洗濯機や食洗器、掃除機や近所の雑音など)がある環境

・カフェのように、特定の音が聞き取りにくい環境


個人差はありますが、集中して作業に取り組むためには、ある程度環境音がある状態が望ましく、無音状態では作業効率が低下することは、過去の研究で概ねわかっているようです。


私たちの身の回りには環境音がそれなりにありますので,静かすぎると環境音を探そうと却って注意が分散してしまうようです。


そのため、普段の学習環境では集中して取り組むために、注意を散漫にしやすい情報(音楽、話し声等)が耳に入りにくいような、多少の雑音下であると、集中しやすいと言えます。

とはいえ、まだ小さな兄弟がいるなど、家族の会話、テレビやゲームなど等で集中を削ぎやすい環境の場合は、耳栓、ヘッドフォン等で気にならない程度にコントロールしてみましょう。


もう一点、意識しておきたいポイントとしては、人の気配の有無も、実は受験勉強には重要なポイントになってきます。


個人的な慣れもあると思いますが、自宅学習や家庭教師、小人数クラス等で勉強をしてきたお子様の場合、多人数が目に見える環境で集中して取り組む経験が少ないと言えます。


例えば、学校によっては数百人が同時に入るような広大な研修センターやセミナールーム等の施設を借りて、受験するケースがあったり、教室受験であっても数百人が同じ校舎に入り、同時にテストを受けるなど、多数の人の気配を感じながら、人の気配によって生み出される雑音に慣れていないケースが出てきます。


そのため、こうした他人数の気配とそこから発生する雑音に慣れておく必要が出てきます。

大手の進学塾が開催する模試や私立の中高一貫校を会場として、開催される模試(芦研模試等)を利用したり、あるいは、カフェや図書館といった人の出入りが発生するような環境下でも集中して勉強ができるように、あえて、こうした環境で勉強することもやってみましょう。


進学塾に行かれている場合、自習室等が提供されている教室もありますので、こうした人の出入りがある環境でしっかりと集中できる訓練を日頃から意識すると良いと思います。


受験期ぎりぎりのお子様に関しては、鉛筆の音や紙をめくる音などに関しても慣れておくことをおすすめします。

カリカリとスピードのある鉛筆音は、他人が問題をすらすら解答しているという錯覚に陥りやすく、試験中の焦りを生み出します。

また、試験によっては、何ページにもわたって問題用紙がある学校もあります。

ページをめくる音も、実際には、全く解けなくて次のページをめくっているかもしれないにもかかわらず、他人はもう次のページに進んだのかという焦りを生み出します。

当サイトでも試験会場の環境音を用意していますので、有効に活用してみてください。


#中学受験 #試験会場音 #環境音






 
bottom of page