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受験コラム


皆さんは、漢字には自信がありますか?


テストでは、1問 1~3点程度で、漢字によって大きく差が出ることはないですが、


合格ぎりぎりのラインでは、「1点の差で合格できなかった。」


なんてことがあり得ますから、間違えないようにしっかりと覚えておきたいものです。


漢字が苦手な人は、身につかない学習法を取っている場合が多いので気を付けましょう。


<身につかない学習法>

・ひたすら漢字をノートへ書き写す(書き写すことが作業となっている)

・見るだけで、実際に書くことをしない

・分からない漢字や熟語の意味をよく理解しないまま、放置している

・テスト前に取り組むだけ

・間違った問題(テストや問題集)を復習せずにそのままにしている


こういう傾向がある人は、時間の無駄になるので気を付けなければなりません。


改善ポイントは3つ


・体で覚える。

 小学生の勉強の基本は、見て覚えるのではなく、手を使って、書いて覚えるのが基本。


・意味を理解して覚える。

 3~4年生のうちは、部首や成り立ち、意味と合わせて覚える方が記憶しやすいので、面倒でも辞書を片手に意味を理解しながら進めましょう。


・毎日やること。

 時間がたつと、忘れやすくなるので、間違えた問題は特に、毎日反復して覚えるようしましょう。



6年生になると、忙しくなるため漢字の学習に多くの時間をかけることが難しくなります。

その場合は、実践的な問題集で漢字力・語彙力を短時間できたえましょう。


できれば、小学5年生のうちに6年生までの漢字は全て覚えると、6年生で苦手問題の克服に時間が取れるようになります。


日本漢字能力検定などをうまく活用しながら、チャレンジしてみましょう。


#中学受験 #国語





 

この時期になると、中学受験を目指すご家庭では情報収集、

受験本番組は、受験直前期ということもあり追い込みに勤しんでいることと思います。


直前の追い込みによる奇跡的な学力向上等を期待しているご家庭も多いことでしょう。


教科によっては、劇的に向上する可能性もありますが、国語という教科に至っては、直前期だからといって劇的に学力が向上する。ということは、残念ながら、ほとんど期待できません。


国語は、たいていのご家庭が母国語として、生まれてから今までの年月をかけて、日頃接する言葉の中で習得してきた側面があるからです。


日頃のやり取りされる言葉が同世代ばかりだと、ごく少数の語彙しか使われないため、意図的に読書を重ねない限り語彙は増えず、文章表現や文章の理解は困難になります。



特に親子の会話を重ね、ことわざや慣用句、言い回し、様々な感情表現、大和言葉、漢語、

俳句や詩を諳んじてみる。など、意図的に日常の会話の中で、耳にする機会が多ければ、それだけ、国語の基礎力が知らずに養われていきます。


そのため、できるだけ親子の会話は、豊かな言葉を育む機会になるよう、意図的に働きかける必要があります。


今のご時世、ややもすると「別に・・・」「ヤバイ・・・」の二言で、一日が終わってしまいます。

親御さんの努力が大きな差につながります。


直前期で、それでも国語力を上げたいというご家庭では、意識を少し変えて取り組むとよいと思います。


飛躍的に伸ばそうと考えるのではなく、今まで学習してきたことを思い出し、使えるようにすることで、減点される点数を最小限におさえる努力をしましょう。

また、漢字や熟語なども学習した範囲は確実なものにしましょう。


時間があるご家庭は、日頃の会話から。直前期のご家庭は、減点されない対策を意識すると良いでしょう。



#中学受験  #国語





 

中学受験を目指している過程の中で、中学受験に疑問を持ったり、続けていく事にメリットが見いだせなくなり、中学受験を辞めてしまおう、と考えたご家庭も多いのではないでしょうか。


中学受験は、迷いや戸惑い、葛藤など、経験したご家庭にしかわからない苦労があります。


それゆえに、一度始めてしまうと、これまでの苦労や時間、費用、他の保護者の噂などが影響して、辞めることは、非常に難しい選択となってしまいます。



辞めたいと思ったことが、逃げる事なのか、合理的な判断なのか、その判断に非常に迷います。

それぞれのご家庭での判断ポイントは様々ですが、参考となるポイントをいくつか紹介します。



①受験ストレスによる心身の不調

②好きなことに集中したい

③主体的に勉強に取り組めない。

④経済的に続かない


といったことがポイントとして挙げられます。


①は、③とも関係しますが、自分で主体的に目的を持って取り組めていないと、ストレスは非常に大きなものとなります。


特に精神的に成熟していない小学生の時期では、勉強が楽しく、将来の夢や憧れ、

或いは、プライドを持って受験の競争のストレスを超えられる子はごく一部です。

トップ校を目指す事を半ば強要していく進学塾ではミスマッチが発生します。

こういった時は、お子さんの意思を確認しながら、いったん中学受験を辞めることも

視野に入れてもいいかもしれません。




②習い事と両立しながら、受験勉強を続けてきたお子さんに多いパターンですが、

勉強よりも習い事に夢中になり、勉強が嫌々やらされるだけになっていしまっている場合、

中学受験はやめて、習い事やそれに伴う友人関係を優先させることも検討する必要があるかもしれません。



④これも意外と無視できない理由の一つです。高学年になればなるほど、塾の費用は上がり、講習会やオプションの講座等も受講数が増えます。

こうした金額の負担は、中学校生活にも影響を及ぼします。

その先に大学受験も見据え、長期的な取り組みとして、あきらめるケースがなどがあります。



いずれにしても、辞めるときは、敗北感や脱落者のような視線を感じ、勇気のいる決断となります。


中学受験で塾に通いだすと、大変狭い価値観、世界での判断に縛られがちになります。

中学受験は、あくまでも大学、社会人への通過点です。


無理をしてでも、続けさせて良かった。という家庭もありますし、途中でやめていれば良かった。

というケースもあるでしょう。


長い視点を持って、お子さんが納得した形で結論を出すようにしましょう。

中学受験を辞めることにしても、続けることにしても、自分で決めた選択を肯定することが、最後のポイントです。


#中学受験 #中学受験生






 
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