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受験コラム

今日は「俳句」が問題として出た時の解法について話します。


まずは季語についてよく知っておかなくてはいけなません。


こんなのはいつの季語かわかります?。


①朝顔

②風死す

③小春日和

④花曇り



答えを言うと順に①秋、②夏、③冬、④春です。



①の解説

季語の時期区分は

立春(2/4)~立夏前日(5/5)までが 立夏(5/6)~立秋前日(8/7)までが

立秋(8/8)~立冬前日(11/6)までが 立冬(11/7)~立春前日(2/3)までが

とされています。

だから主に7・8・9月(特に最盛期が8月)に咲く朝顔は夏ではなく秋の花です。



②の解説

盛夏の真昼に風が急に止んで厳しい暑さになることを言います。

これを聞いたら納得がいきましね。こういった怪しい表現からでも想像して季節を推測できるように練習していくことも大切です。



③の解説

これは少し決まり文句的なところがあります。

こういったものを紹介してみます。


:春はあけぼの/桜東風/春日和 等

:麦の秋/半夏生/黒南風/白南風/青時雨/夜の秋 等

:爽籟(そうらい)/十六夜 等

:小春日和/三寒四温/御講凪(おこうなぎ) 等


分からないものは調べるといいでしょう。

少し難しいのもあると思いますが、5音3文字の季語を並べて俳句の中の空欄を埋めさせる問題がよく出る学校もいくつかあります。


④の解説

「花」とは何のことか分かりますか。

「花」はいくつもあるけれど、俳句において「花」というと桜、すなわち春の季語として使われることがほとんどです。



ご参考に。


次はいよいよ問題編について書くよ。お楽しみに。



蛇足


忌日も季語になります。

次の季語は誰の命日でいつの季語かわかるでしょうか。


①桜桃忌

②桃青忌

③河童忌



答え①太宰治   夏

  ②松尾芭蕉  冬 

  ③芥川龍之介 夏




#中学受験 #国語





皆さんは、漢字には自信がありますか?


テストでは、1問 1~3点程度で、漢字によって大きく差が出ることはないですが、


合格ぎりぎりのラインでは、「1点の差で合格できなかった。」


なんてことがあり得ますから、間違えないようにしっかりと覚えておきたいものです。


漢字が苦手な人は、身につかない学習法を取っている場合が多いので気を付けましょう。


<身につかない学習法>

・ひたすら漢字をノートへ書き写す(書き写すことが作業となっている)

・見るだけで、実際に書くことをしない

・分からない漢字や熟語の意味をよく理解しないまま、放置している

・テスト前に取り組むだけ

・間違った問題(テストや問題集)を復習せずにそのままにしている


こういう傾向がある人は、時間の無駄になるので気を付けなければなりません。


改善ポイントは3つ


・体で覚える。

 小学生の勉強の基本は、見て覚えるのではなく、手を使って、書いて覚えるのが基本。


・意味を理解して覚える。

 3~4年生のうちは、部首や成り立ち、意味と合わせて覚える方が記憶しやすいので、面倒でも辞書を片手に意味を理解しながら進めましょう。


・毎日やること。

 時間がたつと、忘れやすくなるので、間違えた問題は特に、毎日反復して覚えるようしましょう。



6年生になると、忙しくなるため漢字の学習に多くの時間をかけることが難しくなります。

その場合は、実践的な問題集で漢字力・語彙力を短時間できたえましょう。


できれば、小学5年生のうちに6年生までの漢字は全て覚えると、6年生で苦手問題の克服に時間が取れるようになります。


日本漢字能力検定などをうまく活用しながら、チャレンジしてみましょう。


#中学受験 #国語






この時期になると、中学受験を目指すご家庭では情報収集、

受験本番組は、受験直前期ということもあり追い込みに勤しんでいることと思います。


直前の追い込みによる奇跡的な学力向上等を期待しているご家庭も多いことでしょう。


教科によっては、劇的に向上する可能性もありますが、国語という教科に至っては、直前期だからといって劇的に学力が向上する。ということは、残念ながら、ほとんど期待できません。


国語は、たいていのご家庭が母国語として、生まれてから今までの年月をかけて、日頃接する言葉の中で習得してきた側面があるからです。


日頃のやり取りされる言葉が同世代ばかりだと、ごく少数の語彙しか使われないため、意図的に読書を重ねない限り語彙は増えず、文章表現や文章の理解は困難になります。



特に親子の会話を重ね、ことわざや慣用句、言い回し、様々な感情表現、大和言葉、漢語、

俳句や詩を諳んじてみる。など、意図的に日常の会話の中で、耳にする機会が多ければ、それだけ、国語の基礎力が知らずに養われていきます。


そのため、できるだけ親子の会話は、豊かな言葉を育む機会になるよう、意図的に働きかける必要があります。


今のご時世、ややもすると「別に・・・」「ヤバイ・・・」の二言で、一日が終わってしまいます。

親御さんの努力が大きな差につながります。


直前期で、それでも国語力を上げたいというご家庭では、意識を少し変えて取り組むとよいと思います。


飛躍的に伸ばそうと考えるのではなく、今まで学習してきたことを思い出し、使えるようにすることで、減点される点数を最小限におさえる努力をしましょう。

また、漢字や熟語なども学習した範囲は確実なものにしましょう。


時間があるご家庭は、日頃の会話から。直前期のご家庭は、減点されない対策を意識すると良いでしょう。



#中学受験  #国語





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