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受験コラム

更新日:2022年11月13日



今回は、計算問題についてお話します。


 計算問題というと、ひたすら問題数をこなす方法ばかり目が行きがちですが、少し違ったアプローチを紹介します。


 その方法とは、ズバリ「計算式とその答え(計算問題)を覚える」という方法です。


九九を覚えるように、使い道の多い計算問題は覚えてしまいましょう。


 例えば、円周や円の面積など、必ず出る。しかも、同じ計算の3.14を使った計算については、九九を覚えるように覚えてしまった方がよい場合があります。


もちろん、すべての3.14倍を覚えるのではありません。


 例えば、円周は半径の2倍(直径)に3.14をかければ求まるので、比較的3.14の偶数倍が出やすく、面積は、半径×半径×3.14なので、平方数倍(1・4・9・16)などが出やすいのです。


これなら、覚えるものは少なくて済みますよね。


 自分で工夫しながらゴロ合わせを作ったら、楽しく覚えられるかもしれません。


一度覚えてしまえば、計算時間をすごく短くでき、その分、他の問題にゆっくり取り組むことができます。


 

小学校4年生くらいから、算数が苦手になってしまう子は、計算問題が遅くて授業についていけなくなったことが原因だったことが比較的多いのです。


計算に時間がかかってしまい、細切れに考える時間しか作れず、問題の条件を整理できなくなると、複雑な問題や文章問題に対処できなくなってしまう。

結果、算数が嫌いになってしまう。  

ということになりかねません。


3.14の計算は、円周や面積だけでなく、扇形の弧の長さ・面積、円柱や円錐の表面積や体積の計算など、いろいろな場面で出てきますので、結局、初めに計算問題を覚えていると、楽に学習を進めることができることになります。


 受験生は、受験のためにかなり多くの学習時間を取られますので、少しでも楽ができる方法を考えるのも一つの方法です。




#中学受験 #算数





今日は算数のことについてお話します。


問題集を解いた後、答え合わせをすると、

答えは同じなのに解答と式が違う。


なんてことありませんか?


答え合わせをしていると、「全く式が合わない!どうして、こんなに違ってるんだろう」

「式が違うから駄目だ!」「間違いだ!」と落ち込んだりしたことないでしょうか?



たまたま、偶然、答えが同じという場合も、たまにあるかもしれませんが、


実はどちらも間違えではない場合が多いので、一端落ち着いて見てみましょう。

どういうことかというと、算数は解き方が1つではないということです。


では、そんな時はどのように考えたらいいのでしょうか。


大事なのは、なぜ違う方法なのかを理解することです。


その上で、どちらの方法が他の問題で繰り返した時に解ける方法なのか、考えてみましょう。


線分図や面積図など、いろいろ解法を習うと思いますが、


自分が一番「理解できる方法」「自分が一番ミスを出さない方法」をしっかり身に着けましょう。


違う理由を見つけて、より良いなと思う方法を、定着させると安定して問題を解けるようになるでしょう。




#中学受験 #算数





更新日:2022年11月13日


今日は、4の倍数の見分け方を紹介します。

例えば、「934320748」という数字を見てみましょう。


こんなに位の多すぎる数字でも、 4の倍数かどうかを簡単に判別する方法があります。


注目するのは、下2桁だけ!


下2桁を見て、4で割り切れる数字(4の倍数)かで、判別します。

上記の場合、48は4で割り切れるので、4の倍数ですね。

よって、934320748は、4の倍数ということわかるというわけです。


では、「なぜ、そうなるのか?」を見てみましょう。


934320748の場合、 9343207をA、下2桁の48をBとすると、100×A+B と表せます。


上の例だと934320700+48になりますね。


100は4×25なので、100×A+Bは(4×25×A)+Bとなるわけです。


つまり、934320700は4で割り切れることがわかります。


4の倍数に4の倍数を足しても4の倍数になることに変わりはないので、

残りの下2桁を表すBが4で割り切れれば、その整数は4の倍数ということがわかります。

なんて事はないテクニックですが、知っていると役に立つこともありますので、ぜひ、活用してみましょう。



#中学受験 #算数








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