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受験コラム



今日は、敬語についてお話します。

敬語は大きく分けて3つあるのはご存じですか。

「尊敬語」・「丁寧語」・「謙譲語」です。



尊敬語は、「目上の人がする行為」


謙譲語は、「相手より格下の自分がする行為」


の時に使います。


丁寧語は、「です」「ます」などを付けて、物事を丁寧の伝えます。



尊敬語と謙譲語は、2つのグループに分けると覚えやすいです。


一つ目のグループは、


動詞に「れる・られる」や「お~になる」を付けるタイプですね。


例えば、「お呼びする」や「書かれる」などがあります。



もう一つは、

動詞が全く違う言葉に代わるグループ。


例えば、

「食べる」の尊敬語は、「めしあがる」

「行く」の謙譲語は、「まいる」


です。



このグループは、数が限られているので、先に暗記すると敬語をマスターしやすくなるでしょう。


他にも、注意点、原則があるので、これらもあわせて覚えてしまうと間違いにくくなります。


・主語が人間以外の場合は、敬意を表す対象ではなくなるので、敬語を使う必要はない。


・敬意を表す語句(~様や役職などの敬称)は、人間に対してつけるので、個人の名前以外には使われない。


・その人を持ち上げて敬意を表す尊敬語を家族に対して使うのは、間違い。



尊敬語と謙譲語の違いが分かりにくいと思いますが、相手を上げるのか、自分を下げるのか、でしっかり使い分けられます。

主体はどちらなのかを文章からしっかり判断して使えるようにしましょう。




#中学受験 #国語





 

更新日:2022年11月13日

今回は、算数の問題を解く上で、知っておくべきことを一つお話します。


皆さん、一般的な入試算数の合格平均点をご存知ですか?


中堅の学校で、7割程度。

難関校では、5割から6割程度となっています。

中には、5割をきる学校も年度によっては存在します。


つまり、合格するお子さんでも、せいぜい6割程度の正答率ということになり、4割前後、解けない問題があっても合格できるということでもあります。


解けないというより、むしろ「解いてはいけない問題」という、いわゆる『捨て問』と呼ばれる、とりかかるべきではない問題というのが入試には埋め込まれています。


このような問題は、非常に難易度が高い、もしくは、履修の範囲を大きく逸脱しているため、時間を大幅に取られてしまい、他の問題を解く時間を奪うような類の問題といえます。


試験という制限時間内に、”解ける問題を的確に選び取る力を求めている”のか、”難易度のアピール”なのか、明確な意図は分かりかねますが、入試では比較的このような『捨て問』の出題率が多くなる傾向があります。

  

このような『捨て問』は、回答率が数%といった、ほとんどの受験生が解けないような問題なので、できなくて当たり前です。


模試等でも入試に似せて『捨て問』がいくつか出題される場合があります。

そのような時の復習では、その他の間違い問題の復習を優先させて、捨て問の復習には時間をかけすぎず、目を通して解き方を確認するぐらいで十分でしょう。


入試過去問題の解説では、捨て問とはっきり注釈しているケースもあります。


普段の学習の中でも、捨て問を見つけたら、×を付けるなりして潔く飛ばし、あとで解説をしっかり読むというかたちで効率よく学習を進めましょう。


完璧主義のお子様(親御様も)には難しいことかも知れませんが、やたらと複雑で面倒くさいだけの問題を解くのは、かける時間の割には得るものが少ない、


つまり、時間の無駄といえます。 


余計なストレスや不安もつきまといますので、『捨て問』を多くの問題の中から選び抜く力を普段の学習で身につけ、テスト等で活かしましょう。



また、学年が上がり、学習が進むにつれて、『捨て問』としていた問題も時間をかけずに解ける問題になっていることもあります。


その時には、是非じっくり取り組んでみてください。


解けたときには自信につながります。


#中学受験  #算数






 

皆さん俳句は好きですか。


普段の生活で俳句を書くという機会はあまりありませんので、

苦手な分野だ。という人も多いのではないでしょうか。


慣れ親しんでいないと、取っ付きにくいですよね。



でも、俳句は中学入試でも、出題されることが多い分野です。


取り組みやすくするための、ちょっとしたきっかけを紹介します。



例えば下記のような穴埋め問題を見てみましょう。


①五月雨を集めてはやし【 】

②柿くえば鐘がなるなり【 】

③流氷や【 】の門波荒れやまず


空欄に当てはまる語句を、記述したり、選択肢から選んだりする場合、


まずは、5・7・5の文字数で、何文字の部分の語句か見てみましょう。


(一部例外の句もありますが、大体の俳句は5・7・5ですよね。)


次に問題文の俳句を読みながら、想像をふくらませてみましょう。


例えば、

①であれば、降り続く雨を集めた5文字の川がすごいはやさで流れている様子

②であれば、鐘の音が聞こえてくる5文字の場所

③であれば、流氷が流れてくる3文字の場所


といった具合に、文章をよく読んで頭の中でイメージしてみると、

選択肢から、正解を選びやすくなります。



俳句は、よく読んで、頭の中で光景をイメージしてみる事を繰り返し行うことで、

『作品を味わう力』が身に付きます。

言い換えると、『作品から情景をイメージできる力』といえます。


家族旅行で尋ねた場所や住んでいる近くの有名な俳句や短歌を調べて、

体験と合わせて学んでいくと、自然と親しみやすくなります。


ぜひ、旅行先の思い出を楽しむためにも、一工夫してみましょう。




<答え>


①【最上川】さみだれを あつめてはやし もがみがわ


②【法隆寺】かきくえば かねがなるなり ほうりゅうじ


③【宗谷】 りゅうひょうや そうやのとなみ あれやまず


#中学受験 #国語







 
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