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受験コラム



今日は、敬語についてお話します。

敬語は大きく分けて3つあるのはご存じですか。

「尊敬語」・「丁寧語」・「謙譲語」です。



尊敬語は、「目上の人がする行為」


謙譲語は、「相手より格下の自分がする行為」


の時に使います。


丁寧語は、「です」「ます」などを付けて、物事を丁寧の伝えます。



尊敬語と謙譲語は、2つのグループに分けると覚えやすいです。


一つ目のグループは、


動詞に「れる・られる」や「お~になる」を付けるタイプですね。


例えば、「お呼びする」や「書かれる」などがあります。



もう一つは、

動詞が全く違う言葉に代わるグループ。


例えば、

「食べる」の尊敬語は、「めしあがる」

「行く」の謙譲語は、「まいる」


です。



このグループは、数が限られているので、先に暗記すると敬語をマスターしやすくなるでしょう。


他にも、注意点、原則があるので、これらもあわせて覚えてしまうと間違いにくくなります。


・主語が人間以外の場合は、敬意を表す対象ではなくなるので、敬語を使う必要はない。


・敬意を表す語句(~様や役職などの敬称)は、人間に対してつけるので、個人の名前以外には使われない。


・その人を持ち上げて敬意を表す尊敬語を家族に対して使うのは、間違い。



尊敬語と謙譲語の違いが分かりにくいと思いますが、相手を上げるのか、自分を下げるのか、でしっかり使い分けられます。

主体はどちらなのかを文章からしっかり判断して使えるようにしましょう。




#中学受験 #国語





 

皆さん俳句は好きですか。


普段の生活で俳句を書くという機会はあまりありませんので、

苦手な分野だ。という人も多いのではないでしょうか。


慣れ親しんでいないと、取っ付きにくいですよね。



でも、俳句は中学入試でも、出題されることが多い分野です。


取り組みやすくするための、ちょっとしたきっかけを紹介します。



例えば下記のような穴埋め問題を見てみましょう。


①五月雨を集めてはやし【 】

②柿くえば鐘がなるなり【 】

③流氷や【 】の門波荒れやまず


空欄に当てはまる語句を、記述したり、選択肢から選んだりする場合、


まずは、5・7・5の文字数で、何文字の部分の語句か見てみましょう。


(一部例外の句もありますが、大体の俳句は5・7・5ですよね。)


次に問題文の俳句を読みながら、想像をふくらませてみましょう。


例えば、

①であれば、降り続く雨を集めた5文字の川がすごいはやさで流れている様子

②であれば、鐘の音が聞こえてくる5文字の場所

③であれば、流氷が流れてくる3文字の場所


といった具合に、文章をよく読んで頭の中でイメージしてみると、

選択肢から、正解を選びやすくなります。



俳句は、よく読んで、頭の中で光景をイメージしてみる事を繰り返し行うことで、

『作品を味わう力』が身に付きます。

言い換えると、『作品から情景をイメージできる力』といえます。


家族旅行で尋ねた場所や住んでいる近くの有名な俳句や短歌を調べて、

体験と合わせて学んでいくと、自然と親しみやすくなります。


ぜひ、旅行先の思い出を楽しむためにも、一工夫してみましょう。




<答え>


①【最上川】さみだれを あつめてはやし もがみがわ


②【法隆寺】かきくえば かねがなるなり ほうりゅうじ


③【宗谷】 りゅうひょうや そうやのとなみ あれやまず


#中学受験 #国語







 

今日は、四字熟語について話します。


皆さんは四字熟語をどのぐらい知っていますか。

多くの中学入試で出題されているので、頑張って覚えている人もいると思います。

ただ、読み方はたくさん暗記できるのに、書き取りとなると難しい漢字や意味でなかなか覚えられないという人が割と多いのではないでしょうか。


その原因の一つに、読みができるから覚えている気になっていて、書く練習が少ないということが考えられます。

大抵の入試問題では、「カタカナを漢字に直し、四字熟語を完成させなさい。」

という出題方法が多いので、普段から書き取りをしっかり練習しましょう。 



そしてもう一つ考えられるのが、漢字1字1字の意味と熟語の意味を関連付けられていないのが原因だと考えられます。

なぜその漢字が使われているのか、意味と照らし合わせて覚えていくようにすると、覚えやすくなるので試してみましょう。


特に間違えやすい四字熟語をいくつか紹介しますので、間違えて覚えていないかチェックしてみましょう。



異口同音(いくどうおん)→×異句同音     

*何人もの人が(異なる口で)声を合わせて同じことを言うこと



一網打尽(いちもうだじん)→×一綱打尽(網と綱の間違え)   

*悪い人などのグループをひとまとめに捕まえること(網で魚を捕り尽くす)



意味深長(いみしんちょう)→×意味深重    

*言葉や行動に深い意味がある様子(深長:ある表現の示す内容が奥深くて含みのあること)



以心伝心(いしんでんしん)→×意心伝心    

*(心を用いて)お互いの考えや気持ちが通じ合うこと 



右往左往(うおうさおう)→×右住左住(ぎょうにんべんとにんべんの間違え)   

*驚いたり慌てたりして行ったり来たりする様子



危機一髪(ききいっぱつ)→×危機一発     

*(髪の毛1本のわずかな差まで)あとほんの少しで危険なことが起こる状態 



興味津々(きょうみしんしん)→×興味深々  

*興味が尽きない様子(津々:後から後から湧き出る様子)


 


自画自賛(じがじさん)→×自我自賛      

*自分で自分をほめること(自分が描いた絵を自分で評価するところからきた)



五里霧中(ごりむちゅう)→×五里夢中     

*物事の手掛かりがつかめなくて困っていること(五里にもわたる深い霧の中)



青天白日(せいてんはくじつ)→×晴天白日   

*後ろめたいことのないこと(よく晴れわたった青空と日の光)



絶体絶命(ぜったいぜつめい)→×絶対絶命   

*どうしても逃げられない追いつめられた状態(体がそれ以上在り続けられないこと)



単刀直入(たんとうちょくにゅう)→×短刀直入

*前置きなしでいきなり本題に入ること(一本の刀を持ち、ただ一人で敵陣に切り込む)




#中学受験 #国語




 
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