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受験コラム

更新日:2022年11月13日

今日は、『聞く技術』について解説したいと思います。


聞く技術というと、どんな技術か気になりませんか。


聞く行為に技術なんてあるの? という声が聞こえてきそうですね。


でも、この『聞く技術』というのは塾の授業を受ける場合、必須の技術になります。


塾で同じカリキュラムで、同じ講義を受けているのに、差が出てしまうのはなぜでしょう。

あるいは、なかなか成績が上がらないのはなぜでしょう。


いろいろな要因はあると思いますが、聞く技術もその一つの要因になると考えます。

段階に沿って技術(聞き方の習慣づけ)を習得することが可能です。


・先生の話した内容をメモに取る。

これはごく普通のことに思えますが、これでは受け身の情報取得のため、なかなか自分のものにすることはできません。 何度も繰り返し学習を行い、理解するまでひたすら覚える作業の繰り返しになりがちになります。


・先生の話を聞いた後に、要約し自分の考えやポイントをまとめる。

これができるようになると、要点がつかめるようになるため、ある程度は応用のきいた対応が可能になると思います。 ある程度、習得した知識をアウトプットしているからです。


先生の話を聞きながら、自分の考えとどこが違うか、自分だったらどうのように説明しているか、先生の伝えたいポイントはどこか、なぜ、それが重要なポイントなのか。 など、自分がアウトプットする前提で内容をまとめる。

一見すると、ぼーっと聞いているような感じですが、聞きながら大量の情報処理を行います。 学力の高い児童たちは、大抵このような聞き方をしています。

聞きながら、自分の使える知識へ置き換えているので、理解した情報だけが記憶されていきます。即ち、記憶するために苦しい作業を行う必要がないのです。

こうした聞き方の積み重ねが、大きな差になっていきます。


この技術は、習慣によって身につくものなので、日頃から練習すると良いでしょう。


お子さんにその日に学習した内容を説明してもらう機会を持つと、自然とアウトプットする感覚が身についてきます。

アウトプットする感覚が身につけば、自然と『聞く技術』 も向上します。

ぜひ、お試しください。


#中学受験 #聞く技術






 

更新日:2022年11月13日

今日は、学習環境での音について取り上げます。


皆さんは勉強に集中して取り組む際、どのような環境が適切だと考えますか。


・全く音が無い静寂な環境

・ある程度、環境音(風の音や車、電車、飛行機などの交通音)や、生活音(洗濯機や食洗器、掃除機や近所の雑音など)がある環境

・カフェのように、特定の音が聞き取りにくい環境


個人差はありますが、集中して作業に取り組むためには、ある程度環境音がある状態が望ましく、無音状態では作業効率が低下することは、過去の研究で概ねわかっているようです。


私たちの身の回りには環境音がそれなりにありますので,静かすぎると環境音を探そうと却って注意が分散してしまうようです。


そのため、普段の学習環境では集中して取り組むために、注意を散漫にしやすい情報(音楽、話し声等)が耳に入りにくいような、多少の雑音下であると、集中しやすいと言えます。

とはいえ、まだ小さな兄弟がいるなど、家族の会話、テレビやゲームなど等で集中を削ぎやすい環境の場合は、耳栓、ヘッドフォン等で気にならない程度にコントロールしてみましょう。


もう一点、意識しておきたいポイントとしては、人の気配の有無も、実は受験勉強には重要なポイントになってきます。


個人的な慣れもあると思いますが、自宅学習や家庭教師、小人数クラス等で勉強をしてきたお子様の場合、多人数が目に見える環境で集中して取り組む経験が少ないと言えます。


例えば、学校によっては数百人が同時に入るような広大な研修センターやセミナールーム等の施設を借りて、受験するケースがあったり、教室受験であっても数百人が同じ校舎に入り、同時にテストを受けるなど、多数の人の気配を感じながら、人の気配によって生み出される雑音に慣れていないケースが出てきます。


そのため、こうした他人数の気配とそこから発生する雑音に慣れておく必要が出てきます。

大手の進学塾が開催する模試や私立の中高一貫校を会場として、開催される模試(芦研模試等)を利用したり、あるいは、カフェや図書館といった人の出入りが発生するような環境下でも集中して勉強ができるように、あえて、こうした環境で勉強することもやってみましょう。


進学塾に行かれている場合、自習室等が提供されている教室もありますので、こうした人の出入りがある環境でしっかりと集中できる訓練を日頃から意識すると良いと思います。


受験期ぎりぎりのお子様に関しては、鉛筆の音や紙をめくる音などに関しても慣れておくことをおすすめします。

カリカリとスピードのある鉛筆音は、他人が問題をすらすら解答しているという錯覚に陥りやすく、試験中の焦りを生み出します。

また、試験によっては、何ページにもわたって問題用紙がある学校もあります。

ページをめくる音も、実際には、全く解けなくて次のページをめくっているかもしれないにもかかわらず、他人はもう次のページに進んだのかという焦りを生み出します。

当サイトでも試験会場の環境音を用意していますので、有効に活用してみてください。


#中学受験 #試験会場音 #環境音






 

更新日:2022年11月13日


11月に入り、そろそろコロナやインフルエンザの流行が全国的にも広がりめ始めます。

感染予防のためのうがい、手洗いは基本ですが、体調管理をしっかりと行い、免疫力の低下を予防することが大切になってきます。


特に、この時期になると、勉強の追い込みが本格化するため、塾のカリキュラムも多くなりがちです。

大手進学塾では、居残り学習を実施する塾も珍しくないため、必然的に睡眠時間も短くなってしまうことになります。

また、食事も簡単に済ませられるものになりがちになり、体調を崩しやすくなる点に注意が必要です。


体調管理の基本は、睡眠時間の確保と栄養バランスの良い食事です。

医食同源という言葉があるように、当たり前のことですが、しっかりとした食事がストレスを軽減することにも繋がります。


追い込み時期は、雪だるまのように段々と忙しくなり、その変化に気付きにくいものです。

ぜひ意識的に、リセットをするようにしましょう。



受験生に食べさせたいNo.1食材を特集ページで紹介しています。

こういった食材をうまく利用して、受験期を乗り切りましょう。



#中学受験生 #体調管理 




 
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