top of page

受験コラム


今回は、来年受験を迎える6年生に向けてお伝えします。


11月に入った冬休みまで、少し時間が空くこの時期にやっておくべきことがいくつかあります。


例えば、調査書の依頼準備や願書作成準備、願書用写真準備など、保護者の方でご準備を進めるべきものがいろいろ出てくる時期でもあります。

(必要書類等の特集は、当サイトトップページから特集ページで紹介していますので、ぜひご参考にしてください。)


他にも体調管理については、積極的に保護者のご支援が必要です。

特にこの時期は、季節の変わり目による気温や湿度の変化だけでなく、ストレスが重なる時期となりますので、体調管理には気を付けましょう。


体調管理は、食事や風邪の予防など、普段から注意しているという人は割と多いのですが、その中でも特に見落としがちなのが、歯科検診です。

受験期に歯痛となると、集中力を欠いたりや治療に期間を要することになります。

余計な時間やストレス、急な歯痛で支障をきたすことのないように、治療の時間を確保しやすい今の時期に、歯科検診を行っておきましょう。


治療の必要がなくとも、これで受験までは、歯痛は大丈夫。心配ない。

といった、既成事実をクリアしていく事で、ハードルを一つ一つクリアして、漠然とした不安を取り除き、準備が整っているという安心できる事を増やす。といった心理的なケアにもつながります。


冬休みともなると、塾等の追い込みのため、とても時間を割くことはできなくなります。

気力、体力ともに集中しやすい環境を用意するように努めると良いでしょう。


#中学受験 #中学受験生 #健康管理






 

最近は中学受験ブームもあって、小学1年生から塾に入れる親御さんも増えてきています。そんな低学年のお子様に向けてアドバイスをさせていただきます。


低学年のうちは、学校の成績は個性が大きく影響する部分があります。


いわゆる『要領の良い子』と呼ばれる、なんでも素早くこなすことができるお子様です。


こういったお子様は、概して頭の回転も速く、機転が利く子も多くいます。

本人も、周りよりも素早くできている自分に自信があり、学習面でもリードする立ち位置に居ることも珍しくありません。


ですが、こういったお子様は、学年が進むと伸び悩むケースがあります。

問題を解く瞬発力があるゆえに、じっくり考える事や、地道に暗記をしていくような問題で結果を出しにくくなるためです。


特に難関中になるほど、じっくり設問の意図や課題文を理解することや、問題全体をみて、どの設問にどれだけ時間をかけられるか。など、瞬発力が裏目に出やすい場面が多数あります。



頭の回転の速い子は、直観力やひらめきに驚くものを持っていても、じっくり集中して、順序だてて取り組むことを苦手とするケースがあります。


こうしたお子様の個性を生かすためにも、時間をかけてじっくり考える問題と、スピードをもってリズムよく解いていく問題、パズルのようにひらめきを大事にしつつも、正確な運筆、計算を大切にするなど、意図的にメリハリをつけた学習を行うと頭の切り替えをスムーズに行うことができます。


特に、低学年のうちは親御さんが、要領の良い我が子に対して、『うちの子は、周りの子よりもすごいかも』と捉えてしまい、その要領の良さが学習習慣や親の働きかけによるものなのか、本人の個性が助けている部分なのか、判断しにくくなりがちです。

そのため、学年が上がるにつれて、こまめに成績の現状の分析をしていくことで苦手分野を克服しなくてはなりません。


お子様の良さを活かしつつ、成績を安定させ、持続できるよう早いうちに意識的な働きかけをしてください。


#中学受験 





 

 中学受験を決めた後、学校見学や文化祭に参加した際の生徒さんたちの姿や触れ合いを通して、志望校を決めたケースは比較的多いようです。


未来視点で、自分の姿と重ね合わせて志望しているケースは理想的ですが、中には学校のイメージやブランドだけで、志望校を決めてしまうケースもあるようです。


こういった場合は、本当に「合う学校」かどうか、見極めることが大切です。


極端な例ですが、勉強はどちらかというと、声をかけられてから渋々するようなお子様が、最難関を目指し合格できたとしても、成績がどんどん落ちていく、授業についていけない、学校のスタイルが合わないなどのケースが出てきます。

というのも、最難関校に通う生徒は、そもそも言われてから勉強するような生徒はほとんどおらず、自分で勝手に勉強をすすめ、中学1年生の段階で大学受験レベルの問題を勝手に解いてしまっているような生徒が普通にいます。やらされて勉強をするケースは少数派だと思った方がよいでしょう。


また、難関校でも進学に力を入れている学校では、週5日の授業、朝夕の補講授業など、履修時間を多くとられているケースが多々あります。



進学実績を上げている学校は、こうした自ら学ぶ意欲をもって取り組める生徒の努力によって成り立っています。


中学受験が終わって、大学受験まで悠々自適に6年間を過ごすということはほとんどないと言えます。


最難関、難関校に入れれば、高学歴の大学合格実績が約束されるような「親の勘違い」があるようであれば、中学に入ったら、もっと勉強を切磋琢磨して頑張らないと大変になるな。と認識を改める必要があります。



小学校3・4年生の段階で、いい成績を収めているけれども、それほど勉強が好きではないお子様に、流れに任せて最難関を目指すことを知らず知らずのうちにに押し付けてるケースは多いように感じます。


お子様はいかがでしょうか。


中学校に入って、どんな学校生活を送りたいかのビジョンを持っていますか?


お子様が何をやりたいのか把握できていますか?


スポーツ?、芸術?、勉強?、課外活動?


是非、お子様のやってみたいこと起点で志望校を考えてみてください。





 
bottom of page